「なぜ、私は大人になってからアトピーになったんだろう??」
今日は、以前から書こうかな~と思いながらも、ちょっと意識的に避けていたテーマについて書きたいと思います。
なぜ、私は大人になってから成人型アトピーになったか
身体的なアトピーを発症する仕組みは、自分なりに試行錯誤することで見え、治すことが出来ました。
では、同じような体質の人がみんなアトピーになってるか?それはないと断言します。
発症前後に起きた人生の転機・生活の変化
私がアトピーが発症し、転げ落ちるように劇悪化した際に起きた人生の出来事が3つ明確にあります。
それは、「結婚」「引っ越し」「転職」この三つがセットでわずか半年ほどの間に一気に起きました。
今思い返すと、新婚旅行の辺りから、体の様子がおかしいのは自分でも何となく感じてたんですよね…
「ん????なんだか体が痒いぞ・・・・」
幸せなはずの結婚生活が苦痛でしかないという事実
一般的に、新婚生活~ハネムーンなんて幸せ一杯のイメージですよね。
残念ながら我が家は間逆でした。
ただただだただ結婚を後悔する日々。
とにかく何をやっても上手くいかない。
新しい職場に、慣れない家事、パートナーとの生活に、神経をすり減らしていました。
「なぜこんなに上手くいかないんだろう??」
やむを得ず仕事を辞め、アトピーで寝たきりになってから、アトピーと同じ位「パートナーとの関係性」をずっとずっと悩んでました。
葛藤し続ける日々の中で見えてきたこと
「どうして私はこんなに傷付き、イライラしてるのだろう?」
そう、とにかくなぜか私は「傷付いて」いたんです。
パートナーの何気ない言動、義理両親からの干渉に、敏感に反応し、上手く期待にこたえようと必死でした。
そして頑張れば頑張るほど、経験したことがない「強い怒り」が自分の中に蓄積されていく状況に、自分でも「頭がおかしくなったのではないか」と思っていました。
今思うと、なんであんなに他人のために必死になってたか謎なんですけどね~
自分だって新しい職場で大変なのに、帰宅してからパートナーを満足させようと家事を頑張って、その合間で義理家族の連絡に対応?
むりでしょーーー!!
若かったせいもあると思いますが、今だったら、絶対しないようなことを必死に頑張っては、出来てない部分に関しては自分を責めてました。
スルースキル大切です。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)体質
時間があったのでメンタルに関する書籍も大量に読んでいたのですが、その中で、「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)体質」という言葉を知ります。
HSP体質とは、簡単にいうと「傷つきやすい、敏感な人たち」のことです。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)体質の特徴
- 相手の顔色で気持ちが読めてしまう
- 空気を読みすぎる
- 目の前のことに過剰に反応する
- 干渉されると強いストレスを感じる
- アレルギー・アトピーの人が多い
正直、この項目だと、何かしらに当てはまる人は多いんじゃないかな、と思います^^;
大切なのはそこじゃないんです。
私は、ナチュラルクリニックで、自分と同じアトピーさんと病院内で一定期間過ごしたことで、アトピーの方は総じて、自分を客観視できていないという事実を知りましたw
(だからこそ、治らないで、入院してるんですよね。もちろん私も含めて、です。)
大切なのは、自分がHSPがどうか、ではなくて、今後、目の前の状況に対してどのように「対処していけばいいか」を知ることです。
答えを教えてくれた著書「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」
どえらいタイトルですよね。
なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?
あなたは、「神経質」でも、「忍耐力がない」わけでもありません。
・毎日、1人でいる時間が必要
・勘が良く、嘘を見破るのが得意
・テレビで暴力シーンを観ると、何日も影響されてしまう
・空腹や寒さを感じると、そのことが頭から離れなくなる
・仕事中、監視されているとストレスを感じる
・美しい自然や芸術作品をみると、喜びで胸がいっぱいになる
一言でいうと、「感受性が強い」という言葉が当てはまると思います。
HSPが抱えやすい心の問題
- 自分自身に高度な要求をしてしまう
- 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
- 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
- 怒りをうまく放出できない
これは本の見出しを書きだしただけなのですが、まさに私が結婚当時抱えてた問題そのもの、なんです。
食事療法にしても極端すぎるくらいの玄米菜食を2年間続けました。
自分の病気のせいで家族に迷惑をかけているという罪悪感が重く圧し掛かってきていたので、自分の力で出来ることは片っ端から試しました。
なので「食べてしまう」とか「我慢できなくて」という人のいうことが全く理解できなかった。異様なほどの自責の念でした。
問題は、HSP体質である自分の内側にあることに気づけた
この本を読んで一番の収穫は、自分が原因で起きてる「ストレス」と「問題」なんだ、ということに気づけたことです。
「それなら自分で解決できるやん」と前向きになれんたんですよね。
恥ずかしい話しですが、それまでは、「パートナーに理解して変わってもらわないと」と思ってたんです。
それは結婚生活でやってはいけないことですね^^;
言動を変えるのは「私自身」だったんです。
結果、生きる上でのストレスが激減しました。
過敏な人間の処世術
結婚生活について、当初ボロカスに書きましたが、今はとても仲良しです。
入院直後から私の言動が大きく変わったことを、今だにパートナーはネタにします。
それくらい、変化の波が訪れました。
そして、その波に呼応するように、彼自身の言動も変わりました。
家庭が「戦う場所」から「自分を守ってくれる場所」になりました。
そして、アトピーがグングン治っていきました。
成人型アトピーはストレスの影響を多大に受けています
成人型アトピーさんは、アレルギーのIgEの値が低い方が多いんですよね。
そういう方は、「思考癖」みたいなものを食事療法と一緒に合わせ技ですると、治癒の手助けになるかもしれません。
HSPの方が現実をどう対処して、社会の中で生きていけばいいか
著書の中で、具体的な処世術が説明されています。
amazonなら送料もかかりませんし、中古がでてれば、もっと安く買えます。
この価格で、私が得た学びは本当に大きかった。
ぽぽ
【努力は不要】最初にやるべき事3つ
最初に土台を作ると、同じ治療でも効果が違います。
治療の効果を感じられず悩んでる方は、ご一読ください。読んで損のない内容です。