過去記事でも何度か同じことを言ってるのですが、私はオイル系の保湿が一切合いませんでした。
具体的には、アトピーでよく耳にする馬油やワセリン系です。
一番乾燥がひどくなるお風呂上がりにつけようものなら痒みの悶絶。
熱が体に籠り、痒みのあまりに体が震えるのです^^;
痒みが収まったあとに訪れるのは砂漠のような乾燥と、ひっかき傷による傷み。
こんな状態だったので、100記事近く書いたにも関わらず、保湿に関する記事は書いていません。
しかしながら「保湿でおススメありますか?」という質問を定期的に頂いてます。
寒くなるこれからの時期、乾燥しやすいので、自分の肌に合う商品が一つでもあると安心ですよね。
私みたいにオイル系が合わなかった方の参考になればと思い、経験談をまとめました。
ユースキン
あの薬局等で手に入るユースキンです。
これを使ってたのは成人型アトピーを発症した初期の初期。
まだ知識もなく、仕事しながらだったので、通勤途中に薬局で買えるユースキンが一番手に入りやすかったんですよね。
実家で母親が冬になると「これじゃないとあかんね~ん」と踵に塗り込んでいた覚えがあったので、見慣れてたというのも大きな要因。
要は、知識がない時に、とりあえず買ってみたら思いの他効果があった商品がユースキンだったわけです。
クリーム系の黄色の保湿剤なのですが、これがよく効くの!ほんと。
母親が愛用してた理由がよーくわかった。
全身に使ってたので、5~6個まとめ買いしてストックしてました。
当時お付き合いしてた人がお泊りにきて、ユースキンべた塗りしてる私をみて「そんなに塗って、、、大丈夫なの??」と心配してたほど。
そしてその不安は的中するのです~
グリチルレチン酸の副作用の危険性
ユースキンがなぜあんなにも効いたのか、、その秘密はグリチルレチン酸にあります。
使ってた当初はまだアトピーについても詳しくなく、まさかその後入院するほど重症になるとは露にも疑わず、薬局にある安価で乾燥に効くクリーム、くらいにしか思っていませんでした。
が!
炎症が全身に広がり、夜も眠れなくなるようになった時に、色々調べるうちに、長期間の服用&私のように大量使用はよろしくないことが判明。
グリチルレチン酸には抗炎症作用があり、ステロイドほどの強い作用はないものの、長期間使用することで、副作用の可能性が高まります。
こういった記事を書くと、、極端な反応をする方がいるのですが、「グリチルレチン酸には副作用はない」という見解の医師もいます。
要はステロイドと一緒で賛否両論あるということ。
私が伝えたいのは、指定医薬部外品であっても市販の抗炎症系のクリームにはステロイドに似た作用をする成分が含まれてることがある、という点です。
グリチルレチン酸は、肌への刺激を抑える効果があるため、敏感肌用の化粧水や入浴剤にも入ってます。
ステロイドを避けてる方は、お手持ちの化粧品の成分にご注意ください。
決してユースキンの悪口を書きたいわけではなく、肌が敏感になってる時に、適量を、成分をわかった上で使う分にはよい商品だと思います。
私の使い方が極端すぎた(反省)
アーユルヴェーダのシャタドゥルタグルタ
現在、普段使いしてるのはこちらのアーユルヴェーダのクリーム。
ヨガ友がアーユルヴェーダが大好きで、紹介してもらって知ったのですが、牛さんのミルクを精製して作られた無添加クリームです。
肌の万能薬であり、天然のお肌の抗生物質と言われてます。
何よりびっくりなのがその精製方法。
シャタドゥルタグルタは銅の上で、ギーを100回水と練って作られる
なんと、ギーを100回水で洗うように練って作られるのがこのクリーム。
こちらの商品は機械ではなく、インドの女性が手作業で3日間かけて精製してる商品です。
バターから水分やたんぱく質などの不純物を取り除いた精製バターです。アーユルベーダでは治療でも使われるほどの解毒作用と滋養強壮効果あり。詳細は別記事参照。
シャタドゥルタグルタは、水で洗うように練られてるだけあって、塗ると水分が浮き出てくる不思議なクリーム。
このにじみ出てみた水分とクリームを肌になじませると、ツッヤツヤ~♡♡
保湿剤をたっぷりパックした後にクリーム塗ったような肌にこのクリーム一つでなっちゃうのだ。
香りはほんりミルク。
だけど自然な香りなので、つけて10分もすれば匂いはしなくなります。
デメリットは購入がめんどくさい
私は、マハラジャロードさんで購入してるのですが、
購入
↓
現金振込
↓
発送
↓
10日ほどで到着
インドからの発送になるので、amazonでポチっ→翌日到着♪みたいなのに慣れてる方には面倒に感じると思います。
あと、本当に届くのか不安になったりもした(ちゃんと届きました)
番外編:スピノワローション
クリームではなくローションなのですが、保湿力は半端ないので番外編としてご紹介。
ローション系でこれ以上の保湿力のある商品に出会ったことはないのです。
が!高いんですよ。
炎症がでてる時に使うとめちゃお金がかかります。
なのである程度炎症が治まってから、固くなった皮膚を回復させたい時におススメ。
砂漠に水を撒くようにグイグイと吸いつくように肌に入り込んでいきます。
これでパックすると「肌が輝いてる・・・」と言われるほど。
パックシートはダイソーの使ってます
楽天レビュー
一度皮膚科に通う程肌がボロボロになりましたが、このローションのお陰で完治し、それからはずっと使っています。
何度もリピートしています。長く使いたい商品にようやく出会えました。
私的には、アトピー用というより、アトピーが落ち着いてから肌を復活させる用。
※生薬植物である甘草(先述のグリチルレチン酸は甘草由来)が入ってる点を理解した上でご使用ください。
アトピー保湿クリームまとめ
以上が私の保湿歴です。
保湿は、賛否両論あるので、絶対いいともいえないし、しない方がいいとも言えないです。
自分と違う考えの人を論破する必要なんてどこにもないし、自分に合って自分が治ればそれでOKなんですよね。
私のように保湿して心地悪い。。と思えば、保湿をやめてみればいいし、保湿しないと辛い人は保湿したらいい。
NGなのは、私がユースキンでやってしまったような「過剰」なやり方だと思います^^;
おしまいっ
【努力は不要】最初にやるべき事3つ
最初に土台を作ると、同じ治療でも効果が違います。
治療の効果を感じられず悩んでる方は、ご一読ください。読んで損のない内容です。